考察するヒソト

元々ワードプレスでやっていました。執筆に集中したいので移行。色々考えます。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アニメ(オタク)亡国論

絵も描けないし、彫像を作れるわけでもないが、私は美大出身である。ご存知の方は少ないかも知れないが、美大はアニメオタクの巣窟だ。 声優学校の次くらいにアニオタが跳梁跋扈している環境だと断言する。 ここで勘違いされないように注をつけるが、自分は…

予感と確信と「勘」について

本の冒頭を読んだとき、「この本は面白そうだな」と思う。その直感が外れたこともあるが、大体は当たる。原因の検討はついていて、小説にしろ解説書にしろ、本の冒頭はその本の方向性と内容を示唆する部分であるからだ。 予感と確信 ボケを思いついたとき、…

【試論】剽窃がダメな理由

人間の知識範囲、覚えていられる範囲、記憶には限界があり、有限である限り、集団であっても同じことだ。 オリジナリティは、「独自性」と日本語に訳せるだろうが、独自性があるということは、「既存のものと似ていない」、「新しい」ことを意味する。 本当…

ロラン・バルトの詩の定義

詩というのは、ロラン・バルト曰く、単に散文の短いもの、あるいは韻律が考慮されているものであった。内容はとにもかくにも、ルール・様式にさえ従っていれば詩だったのである。古代においては。 バルトはフランス人なので、彼の念頭にあったのはおそらくギ…

Raw Athleticism という概念

NBAプレイヤーであるジェームズ・ハーデンの発言。「俺はどのようにバスケをするか、スキルを学ぶ必要があった。俺も身長が7フィートあればよかった。走ってダンクをする。それにスキルはいらない」。(出典はこちら) ハーデンは名前を出してはいないが、”…

東京の分離独立を支持する

東京は名実ともに日本一の都市である。首都である。「TOKYO」ブランドは世界に通用する。 今はまだ播種の状態ではあるが、いつか花咲くとき、東京が日本から分離独立して世界に煌々と輝くときが、すでに煌々と輝いているが、もっと煌々と輝く日が来ることを…

中距離走は最強の護身術

中距離走は最強の護身術である。次点で長距離走。短距離走は市街地なら有効かもしれない。さすがに、200m走ってばててしまうと追跡者にやられる可能性がある。 なお、中距離走の定義は800mから3000mの距離の競走である。 (正直3000も要らない) 長距離走の…

「深掘り」なる言葉を私が嫌う理由

昨今、社会人が頻繁に発する「深掘り」(ふかぼり)という言葉。私は嫌いである。 なぜ嫌いなのか自己分析してみた。沸々と内面に湧く「嫌い」の感情の源泉がよく分からなかったからだ。 1.既に、掘り下げるという言葉がある 「腹落ち」「腹に落ちる」も私の…

「沼る」は差別用語だろうか

沼る(ビデオゲームなどで膠着状態に陥ること)は差別用語ではないが、沼プレイは差別用語である。あるいは際どい…”唖然”くらいは。 沼る は、沼にはまる あるいは 泥濘(ぬかるみ)にはまる など、足が取られて動けないことを指す慣用表現が動詞化したもの…

硬性聖典と軟性聖典

憲法における硬性・軟性という操作概念は、宗教にも応用できる。 セクト・カルトと認定される宗派があろうと、その宗派が、あるいは教祖があくまでも「私の解釈である」と主張していれば、その宗派はドラスティックに教条を変えることができる。 問題は、聖…

“天然”工作員、あるいは自然農法から採れる工作員

工作員というと、十代二十代のころに政府からみっちり思想教育を受け、外国で諜報活動やら宣伝弘報活動をさせる……といった先入観が日本にはある。日本にはあるというより、世界でもそう認識されている。 プーチンが嘗て所属していたKGBは、我々が想像する工…

かまいたちはYouTubeでステマをしていないだろうが

お笑い芸人のかまいたちのYouTubeチャンネルを見ていると、商品紹介だとか地域の名産品特集だとか、あたかもステマ(ステルス・マーケティング)をしているかのような動画で溢れている。 しかし、かまいたちがステマをしている可能性はほぼない。数年前にオ…

Presidentの訳語として、大統領も総統も不適切な件

日本と韓国は英語President の訳語として大統領(大+統領)、中国と台湾、ベトナムでは総統を使っている(らしい)。また別に主席という語もあるが、これは(自称)社会主義国限定。 結論から言うが、President の訳語として統領と総統は両方良くない。二つ…

「言語の習得難易度について」覚え書きー実際、英語は難しい

①英語の難易度は測定不可能である英語とスペイン語に関して、日本人にとっては同じくらいの難易度、発音の面でスペイン語の方が日本人にとっては易しいので、どちらかと言えばスペイン語の方が日本語母語話者にとっては簡単である。 しかしながら、日本人は…

MMORPG「TRAHA」が失敗した理由考察

TRAHA は失敗したMMORPGである。経済的にはある程度成功したかも知れないが、コンテンツ・娯楽としては完全に落第生である。サ終もアナウンスされた。実際、韓国版のトラハはとうの昔にサービスを終了している。 なぜトラハが失敗したのか。駄目駄目なのか。…

中世和語派と和語日常語(日用語派)

以前、「やさしい日本語」に関して記事を書いた。それと連続する会話である。端的に言えば、「和語」を二種類に分けて考えてみようという話である。概念の提唱である。 和語 日常語 まなび 気づき(混種語だが 名誉和語?)よりそう むきあう、日常語語彙の…

和語≒「やさしい日本語」

「やさしい日本語? 和語で言うんやな?」 → まろうど が きたから 共(とも)に 昼餉(ひるげ)を たべました まろうどは 昼餉を とても こころにかない 三つ装い も たべました わたしは すこし 憂え(うれえ)ていましたが まことに よかったです これは…

和語よりも漢語の方が日常語である事例群

漢語は外来語の範疇に入らないが、本質的には外来語である。外国語である。 長らく漢文及び変体漢文は日本の公式文書であったがゆえに、漢語(漢日語・漢日詞)は文書語であり、口語ではなかった。しかし、中国語及び漢字が日本でもちいられるようになって千…

【概括】和語・漢語・外来語【雑談】

カタカナ語多用のいわゆる「意識高い系」は槍玉に挙げられがちだが、漢語は漢語で人文科学界の権威語彙群を形成している。哲学界・法曹界等々。 和語は和語で「よりそう」とか「まなび」とか庶民派気取る政治家が使いそうで嫌だ。ちなみに、キリスト教の特に…

内面化された当て字

開口一番尾籠な話で申し訳ないが、金玉はもともと当て字であったらしい。だが、きんたまをGolden Ballと言い換えたりすることが多々あることからわかるように、日本人の内面に きんたま=金(gold)のたま と深く刻まれてしまっている。 そこは、矢鱈やたら …

言語純化政策と各国・各言語

民族派あるいは国学派。通俗理解に於ける本居宣長のような存在。つまり、言語や習俗から「外来語」=非自民族語を排除しようとする動きは、韓国ではあまり盛んではない。 日本も、太平洋戦争時に敵性語である英語は規制されたが、日中戦争時も漢語は規制され…

純化ゲルマン英語「Anglish」の概観

英語を自分から勉強した人の大半は知っていることだが、英語にはロマンス語やギリシャ語などの語彙が音訳借用(音借用 翻訳せずにそのまま使うこと 日本語ならパーティなどの所謂外来語)語が非常に多い。ゲルマン諸語のうち断突で一位である。 これは、イギ…