考察するヒソト

元々ワードプレスでやっていました。執筆に集中したいので移行。色々考えます。

日本語

「深掘り」なる言葉を私が嫌う理由

昨今、社会人が頻繁に発する「深掘り」(ふかぼり)という言葉。私は嫌いである。 なぜ嫌いなのか自己分析してみた。沸々と内面に湧く「嫌い」の感情の源泉がよく分からなかったからだ。 1.既に、掘り下げるという言葉がある 「腹落ち」「腹に落ちる」も私の…

Presidentの訳語として、大統領も総統も不適切な件

日本と韓国は英語President の訳語として大統領(大+統領)、中国と台湾、ベトナムでは総統を使っている(らしい)。また別に主席という語もあるが、これは(自称)社会主義国限定。 結論から言うが、President の訳語として統領と総統は両方良くない。二つ…

中世和語派と和語日常語(日用語派)

以前、「やさしい日本語」に関して記事を書いた。それと連続する会話である。端的に言えば、「和語」を二種類に分けて考えてみようという話である。概念の提唱である。 和語 日常語 まなび 気づき(混種語だが 名誉和語?)よりそう むきあう、日常語語彙の…

和語≒「やさしい日本語」

「やさしい日本語? 和語で言うんやな?」 → まろうど が きたから 共(とも)に 昼餉(ひるげ)を たべました まろうどは 昼餉を とても こころにかない 三つ装い も たべました わたしは すこし 憂え(うれえ)ていましたが まことに よかったです これは…

和語よりも漢語の方が日常語である事例群

漢語は外来語の範疇に入らないが、本質的には外来語である。外国語である。 長らく漢文及び変体漢文は日本の公式文書であったがゆえに、漢語(漢日語・漢日詞)は文書語であり、口語ではなかった。しかし、中国語及び漢字が日本でもちいられるようになって千…

【概括】和語・漢語・外来語【雑談】

カタカナ語多用のいわゆる「意識高い系」は槍玉に挙げられがちだが、漢語は漢語で人文科学界の権威語彙群を形成している。哲学界・法曹界等々。 和語は和語で「よりそう」とか「まなび」とか庶民派気取る政治家が使いそうで嫌だ。ちなみに、キリスト教の特に…

内面化された当て字

開口一番尾籠な話で申し訳ないが、金玉はもともと当て字であったらしい。だが、きんたまをGolden Ballと言い換えたりすることが多々あることからわかるように、日本人の内面に きんたま=金(gold)のたま と深く刻まれてしまっている。 そこは、矢鱈やたら …