中国語の勉強を始めてしばらくたった。まだまだ話せるように、聴解できるようにはなっていないが、なんとか読めるようにはなってきている。
そこで(?)、中国語っぽい日本語を、中国語の中国語らしさを感じる言葉をいくつか私選してご紹介する。なぜ? 理由は特にはない。
好好爺 コウコウヤ
そもそもが、誰かが雰囲気のいい柔和なおじさん・おじいさんのことを好好爺と中国語風に表現したのが始まりなのだから、中国語っぽいのは当然だろう。ちなみに、中国語にこの定型表現はない。好爷はたまにある。
喫食 キッショク
少し日本語だと固い表現だが、中国だと食べ物を意味する口語らしい。喫食を吃食(喫=吃)とすればそのまま中国語である。動詞としては使わないようだが…。
有耶無耶 ウヤムヤ
あるのかないのかわからない。元々「ありやなしや」=生きているのか死んでいるのかわからない という日本語の定型表現があり、それを漢語風に表現したものである。なお中国人はこの言葉を使わない。韓国には輸入?されている。유야무야として。
只管打坐 シカンタザ
只管も打坐も中国語の頻出語である。日本のように仏教的な意味合いはないらしいが、多分元々は中国の僧侶が使い始めた言葉だろうか?
起床 起立
〜させる という意味で、起を使うのがとても中国語っぽい。中国語の国歌にも起来とある。また、日本では床ゆか は通常屋内の地面を指すが、ここでは「ベッド」「寝室」の意味合いが含まれている。
主菜 副菜
菜は中国語で料理を意味する(野菜も意味する)。不思議なのは、日本では主菜・副菜という言葉はあるのに、それが合わさると料理になる。猶、中国にも日本の「料理」という言葉が最近逆輸入されている。主に日本料理関係で使われている。
怎麼生 ソモサン
そもそもソモサンは、ダジャレみたいなったが、中国語の直輸入語である。〜シェンマ 。中国語を学び始めれば、君は何遍も聞くことになる。什么。
這般 シャハン
「這般の事情」の定型表現でよく用いられる。這(这)は中国語で「これ」の意であり、当然頻出単語である。
一張羅
量詞・助数詞で「張」を使うのが中国語っぽいなと思う。しかし、中国では服の数え方は枚らしい。どういうことや……。
走狗
犬を狗と言うのがとてもとても中国語っぽい。おそらく中国語からある時代に直輸入した単語だろう。
没 ボツ
元々は没書を略したものらしい。「ダメ」という意味で没を使うのがめっちゃ中国語っぽい。日本語では通常、没は沈むという意味である。
紅茶
赤いの意味で紅の字を使うのが中国語っぽい
禁句
文の意で句を使うのが中国語っぽい